良質なカカオの産地、世界のチョコレート業界が注目するエクアドルで
『チョコレート・エキスパート』の資格を取得してみませんか？
日本では昨年（2013年）８月から、ワイン、オリーブオイルやコーヒ—同様、
チョコレートの知識・理解を深め、良質チョコレートを鑑定出来る資格取得コースが始まりましたが、
カカオの産地エクアドルでも昨年９月、『チョコレート・エキスパート』としての資格認定コースが開講、
今年4月から第2期目のコースがスタートし人気を集めています。
平均所得が日本の６分の1のこの国で、2カ月間で54時間の授業と農園・工場見学を含む授業料は
約20万円（2000USドル 教材費含む）。
＜写真：著者がグアヤキルのカカオ農園訪問した際の様子。カカオの果実を生を食べるととってもフルーティー＞
この授業を受ける魅力は、カカオの産地でチョコレート生産プロセスを実際に
目で確かめながら学ぶことが出来る点、
その後の就職斡旋やチョコレートショップ経営や貿易についても触れられる点。
産者がチョコレート製品までを作り、販売までを行うエクアドルならではのカリキュラムです。
コース内容は
●資格取得の為の基本知識
各国の歴史・文化・経済・文化・輸出入、消費状況や市場の傾向。
●カカオの生産地
地理的特徴、生産・収穫方法
●カカオ収穫後のプロセス
発酵・品質管理・環境への配慮・輸出入・商品化
●農園訪問
●実践ワークショップ（ティスティング）
●チョコレートビジネス
背景、商品開発、美食産業
主催は、Academia del Chocolate Ecuador （アカデミア・デル・チョコラテ エクアドル）/
Universidad San Francisco de Quito（キト・サンフランシスコ大学）。
<写真：主催者で講師のLourdes Páez氏（左）とCyril Prud’homme氏（中央）−©Academia Del Chocolate Ecuador>
<写真：主催者で講師のLourdes Páez氏（左）とCyril Prud’homme氏（中央）−©Academia Del Chocolate Ecuador>
講師陣は、チョコレート・カカオ協会や欧州向けの貿易コンサルタント、
エクアドル農林水産省でエクアドルカカオの発展と普及に努めたコーディネーター、
国際チョコレート展示会などでのスピーカー、AOC (英国チョコレートアカデミー)・
FCIA (米国ファイン・チョコレート業協会)の会員でフランスショコラティエ連盟のナイトの称号も持つ
国際チョコレート競技会の審査員、エクアドルのチョコレート有名店のオーナ…
と国際的に業界で活躍している方々。
<写真：授業の様子©Academia Del Chocolate Ecuado Cyril >
エクアドルでは20種類以上のカカオが栽培されていますが、
エクアドルでしか栽培出来ない最高級品種で希少品種、ナシオナル（アリバ）種があります。
病気に弱く、世界のカカオ生産量の約2%しか生産されていない、
アマゾンを起源とするカカオの原生種に近い品種。
*現在市場に出回っているチョコレート製品の多くは、
病気に強く開発されたハイブリッド種（CCN51）。“香り”はアリバカカオに敵いません。
＜写真：日本で唯一アリバカカオの製品を販売する『MAMANO』とアリバカカオ使用の日本のチョコレート製品（右）>
この固有種アリバのみでなく、品質管理・品質向上・製品活動を組織として
積極的に行っている事も近年エクアドルのカカオが世界から注目されている理由です。
農薬や肥料を使用しない完全な自然農法で、カカオ豆を他の果実や作物と一緒に
栽培する方法（チャクラ農法）で、
生態系を維持しつつ、持続的な生産活動を実践しています。
更に、カカオ豆の生産のみにとどまらず、最終製品のチョコレートまで生産者自らがつくり、
販売まで行う試みは、世界的に大きく注目され、ニューヨークタイムズ（米国）でも
この取り組みを特集記事で紹介されました。
国際スローフード協会（イタリア）のプレシジオ（世界的に希少な地域の伝統農業活性化事業を
支援するプロジェクト）にも認定されています。
最先端のカカオ事情を知るには、エクアドルへ！
出典:
アカデミア・デル・チョコラテ エクアドル
http://www.academiadelchocolate.com/servicios.html
一般社団法人 日本コネスール デュ ショコラ協会
http://www.connaisseur-du-chocolat.jp
旅のアレンジ by
SUR Experience (スール・エクスペリエンス)
http://www.surexperience.net
Facebook: surexperience / Twitter: SURJAPON / Blog: sureperience
お問い合わせ info@surexperience.net
