7/15/2013

田辺さんのエクアドル・バナナ-Banana Plantation-


エクアドルのバナナ。でも、エクアドルでは食べられません。日本だけで食べらるバナナです。
田辺農園は東京ドーム64個分の広い大地に、堂々と田辺農園がひろがっていました。
海流の影響で、赤道下といっても、夜間は20℃程度という昼間との寒暖差、
アンデスの火山灰、そして土壌・肥料・水に愛情持ってこだわり自然と共存共栄した
『自然循環型農法』により宝石のような素晴らしバナナを栽培をしています。

日本人って凄いって、思います。力強く感じます。
『田辺農園』は、日本人の田辺正浩裕氏が経営する農園。
現地の人400人以上を雇い、「田辺さんのバナナ」として知られています。
田辺さんがエクアドルに初めて来たのは16歳。
マニラ麻栽培の指導者として派遣されたお父様とともに。
その後、商社勤務などを経てマニラ麻・パーム農園を継がれ、40歳になった1991年、
バナナ栽培を開始。美味しいバナナを作るために試行錯誤の日々がスタートしました。

研究室と、肥料栽培小屋。
田辺農園見学では「体にもいいんだよ」とEMと呼ばれる酵素肥料がウエルカムドリンクです。
自然との共存共栄を理念とし、出来るだけ自然の形で出来る農法でバナナを育てています。
それには、大量生産の工業製品のような作りかではできないし、自然災害との戦いもあります。
そして、無事日本へ輸出するには、世界一厳しい規格にあったバナナのみです。
当然破棄されるバナナも多く、これら廃棄バナナ利用し「ミミズ堆肥」を作るのと同時に
廃棄バナナを発酵させ「ぼかし肥」として畑に還元するという、農法を確立。

農園を案内してくれたのは、キトの日本人会でもお世話になっている力さん!
いつも情熱があって、明るくて、、農園の顔でもあります。
手にしているのは、バナナの花の雌しべ。これが膨らんでバナナになります。

バナナの幹はスカスカで弱い…その為、すべてのバナナの木に竹の添え木がしておりました。
実ができてくると、ダイパー(おむつ)とよばれるクッションを挟んで。
虫よけ用の袋を一つ一つかぶせています。

収穫されたバナナは、厳しい検査へ。微妙な成熟加減を見極め、わずかな傷でも許されない・・。

無事検査をぬけると、農園内に溜まった雨水をろ過して作ったイオン水で、
奥に入った虫も洗い流されます。
その途中でも、少しの傷でもみつけると、取り除かれます・・。
選びぬかれたバナナのみ、真空パックされ、グアヤキルの港に運ばれます。
黄色く熟成をスタートさせるのは、日本についてから。


いってらっしゃい。。。

中南米 旅のアレンジ by
SUR Experience (スール・エクスペリエンス)
http://www.surexperience.net
Facebook: surexperience / Twitter: SURJAPON / Blog: sureperience
お問い合わせ info@surexperience.net