10/23/2015

乗り継ぎ時間にメキシコ・シティー観光

アエロ・メヒコ航空が、時々とっても安価な料金設定になります。
ルートは、キト⇆メキシコシティー(行きはモンテレー経由)⇆キト。
一回の乗り継ぎなのですが、待ち時間が10時間。

今回は、安価な時期に購入できたので、
アエロ・メヒコ航空を利用しています。
行きは、モンテレー経由の直行便を選ばず、まずキト→メキシコシティー
の便をとりメキシコシティーで6時間の待ち合わせ、
メキシコシティー→モンテレーの便をとり、モンテレーで4時間の待ち合わせ
と待ち時間を分散させてみました。
そして、帰路便はメキシコシティー10時間の待ち合わせ。
タクシードライバーと交渉して、メキシコシティー観光へ出かけました!

まずは、後2時間後に閉園時間(なぜか17時30分に閉園)になってしまう、
空港から約1時間ほどの「テオティワカン遺跡」にまずは直行しました。

テオティワカン遺跡(Teotihuacan)は、謎がいっぱい。
遺跡内にある太陽のピラミッドは、高さ65m・底辺の一辺が225mの巨大な神殿で、
世界で三番目に大きなピラミッド。
そして、遺跡自体は、ラテンアメリカ最大の都市遺跡なんです。
紀元前2世紀頃に巨大なピラミッドが建造され、
最大20万人もの人々が住んでいたと予想されているんです。

遺跡の名前はこの都市を建設した「テオティワカン人」の名から。
彼らは、8世紀頃に突然滅亡したといわれ、いったいどこから来て、
どうして滅亡したかも未だ判っていません。

時間がなくて、太陽のピラミッドしか頂上まで登ることはできませんでしたが、
とってもいい眺めでした。

他にも、神殿や壁画など見どころ満載の遺跡です。
首都のメキシコシティーからも一時間と近いので、是非アエロ・メヒコ航空を
キトから利用する方は(ほんの数人に限られますが、、)、
是非立ち寄ってみてください。

その後、メキシコシティーへ。
タクシー(写真のピンクのタクシーは街中のタクシー、私たちが使った
空港タクシーではありません)の運転手にガイドをしてもらいながら、
旧市街や新市街をサッと観光。

メキシコシティーの旧市街は、キトの旧市街同様、
スペイン人に侵略され、一旦潰された街の上に建て替えられた、
世界遺産の街。

1519年にスペインからの征服を受ける前のアステカ王国は、
なんと湖に浮かぶ、水上都市だったそう。
侵略後はこの湖も埋め立てられました。


旧市街の中央には、ソカロ(Zócalo)と呼ばれる世界最大の広場や、
南北アメリカ大陸で最大のカトリック大聖堂(Catedral)があったりと、
最大級の見どころがオンパレード。
メキシコ国立自治大学(UNAM)は、ラテンアメリカ最大規模。
広大な面積を持つ大学は、まるで一つの町のよう。
なんと、学生や教職などを含め約30万人が通っているそうです。
2007年には、世界文化遺産に登録されています。
壁画や、建築などどれも貴重なものばかり。


またメキシコシティー北部には、褐色のグアダルーペ(マリア)を祀る寺院
(ラ・バシリカ・デ・グアダルーペ La basílica de Guadalupe)があります。
実は、グアダルーペ寺院。1709年建設の急制動は傾きかかっていて、
手前に1976年建設の新聖堂があります。

さらに少し北には、
色も印象的なモダン建築で世界的に有名なルイス・バラガン氏による
巨大モニュメント、サテライト・タワーがあるそうですが、
今回は断念。


ドライバーとともに、メキシコ料理を最後に堪能して空港へ戻りました。

メキシコシティー、またしっかり観光したいな。
物価も高くないし、言われるほど危険も感じなかった。
(たった6時間の滞在で判断できるものではありませんが・・・)
そして、何より出会ったメキシコ人がみんな温和で優しかった。

日本に引き続き、
2ヶ月の赤ちゃんを連れてのプチ・旅でした。




【ララムリ族ってご存知ですか?】
メキシコの「走る民族」と呼ばれる、少数民族。


9月25日、UTMF(ウルトラ・トレイル・マウント・フジ)
というトレイル・ランのレースが行われたのですが
そこに、ララムリ族の方が招待されていたのだそう。

そういえば、メキシコからの東京への同じ便に
このような方々が乗っていました。

そして、その招待レースの後の懇親会が、
メキシコ大使館で開催されました。
「ララムリ」とはタラフマラ語で"はだしのランナー"または
"速く走るもの"を意味するそうです。

そして、彼らはゴム底に革の紐で縛ったサンダルで走るのです。

このメキシコシティー観光の際、
チェーンのメキシカン・レストラン「TOKS」で食事をしました。
そこで彼ら(ララムリ族)をサポートするキャンペーンをやっていて、
彼らの作った小物を購入しました。




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