2/14/2015

エクアドルのピカソ『グアヤサミン』- Oswald Guayasamin

独特の表現方法で描かれた“手”が印象的で、悲しみに満ち、恐ろしくも見えるのに、
平和を訴えかけてくる不思議な絵画。
エクアドル人画家、オズワルド・グアヤサミン(Oswald Guayasamin)による作品。



オスワルド・グアヤサミン(Oswaldo Guayasamin)は、
エクアドルのキトに生まれ(1919-1999年)、先住民インディヘナの血を引いています。
先住民の迫害による苦しみ、怒りなどの表現を独自のタッチで作品を数多く生み出し、
社会的に立場の弱い人達をテーマにした絵画や彫刻が多くみられます。

また、社会主義を目指す政治家や活動家とも交流があり、
キューバの革命家フィデル・カストロ(Fidel Castro)の肖像画を描いたり、
他にもベトナム戦争やパナマ紛争、広島と長崎の原爆に関する作品も残しています。

そして、彼の家とアトリエが公開されています。



小高い丘の上に立つグアヤサミンの邸宅には、広い庭園やテラスがあり、
ここから一望出来るキトの街並みもまた格別です。


彼の邸宅の隣には、
『人間教会(カピージャ デル オンブレ - Capilla del Hombre)』と呼ばれる
グアヤサミン美術館が建っています。

グアヤサミン自身が監修し建てられたこちらの美術館、
1階の中心には燃え上がる炎をモチーフにしたモニュメントがあり、
2階が吹き抜けになって、天井まで突き抜ける様な圧巻のデザインの建物です。

高い天井と広いスペースで、
どっぷりと彼の作品に浸る事が出来る造りにもなっています。

余韻に浸りながら、
中庭のあるピザ屋さん『Al Forno』でゆっくりランチ。

その後もまだまだグアヤサミンの余韻に・・・。
キトの旧市街が一望できるイチンビア公園にあるカフェへ。


こんな市内観光も素敵です。



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